便失禁外来

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便失禁外来

便失禁とは

便失禁とは、排便や排ガスを自分の意思でコントロールできない状態を指します。便失禁の程度は軽度から重度までさまざまで、ガスが少し漏れる程度から軟便や固形便が漏れる重度のものまであります。
便失禁は、年齢や性別を問わず発生し、生活の質に大きな影響を与えます。適切な診断と治療を受けることで、症状の改善が期待できます。

当院での診療の特徴

当院の便失禁外来では、専門医が最新の診断技術と治療法を駆使し、患者様一人ひとりの症状や生活スタイルに合わせた治療を提供します。経験豊富なスタッフが患者様に寄り添い、安心して治療を受けていただける環境を整えています。

症状と原因

主な症状

便が漏れてしまう

トイレに間に合わない

突然の便意

下着が汚れる

主な原因

加齢

加齢に伴い、肛門括約筋の収縮力が低下し、便失禁が起こりやすくなります。

出産

出産時に肛門括約筋が損傷すると、その後の加齢とともに便失禁が発生することがあります。

手術や外傷

肛門やその周囲の手術、外傷によって肛門括約筋が損傷することも原因となります。

神経障害

多発性硬化症や糖尿病などの疾患が肛門括約筋を支配する神経を障害し、便失禁を引き起こすことがあります。

腸の疾患

過敏性腸症候群や炎症性腸疾患など、下痢が慢性的に続く腸の病気も便失禁の原因となります。

便失禁の種類

切迫性便失禁

急な便意を我慢しきれずに漏れてしまうタイプ。

漏出性便失禁

気づかないうちに便が漏れてしまうタイプ。

混合性便失禁

上記の両方の症状が混在するタイプ。

便失禁外来では、以下のような診療を行っています

初診および再診

患者様の症状や病歴を詳しく伺います。

検査

肛門や肛門括約筋の状態や働きを評価するための検査や、便の性状を確認するための検査を行います。

治療

食事指導、薬物療法、骨盤底筋体操など、患者様の症状に応じた治療法を提供します。

便失禁は決して珍しい症状ではなく、適切な診断と治療が必要です。専門医の診察を受け、症状に応じた治療法を選択することが重要です。