川平法について

kawahira
あきらめないで!脳卒中の後遺症
    話題のリハビリ「川平法」で動く喜びを!! リハビリテーション課メッセージ

脳卒中のリハビリ「川平法」

10人のうち9人が「満足」と答えています。

6ヶ月以降の脳卒中による身体麻痺は、機能回復が困難とされてきました。しかし、脳科学の進歩で、脳の一部が破壊されても損傷を免れた部位が、損傷した部位の役割を代行する能力、可塑性(かそせい)があることが明らかになったのです。

そこで2005年、鹿児島大学の川平和美教授(霧島リハビリテーションセンター長)により促通反復療法「川平法」が開発され、脳卒中の身体麻痺や、さらに、回復されにくいといわれる麻痺側上肢・手指にも大きな改善結果をもたらしています。現在、多方面から注目されています。

当院では全国でもいち早く導入し、霧島リハビリテーションセンターで川平教授から直接研修を受けたリハビリスタッフ6名(2013年5月現在)が中心になって、治療にあたっています。患者様アンケートでは、約9割の方が治療結果に「満足」と答え、その評判が口コミとなり県外からも多くの患者様に利用いただいております。

動く喜び、感動のリハビリ

ひとり1人に合わせた治療法

独特な治療法にも注目です。右の写真をご覧ください。
患者様の麻痺した右手にリハビリスタッフが手を添えて、人差し指を素早く内側に折り曲げた後、指を伸ばす。これを繰り返すと、脳の人差し指を動かす部分だけが興奮して、神経回路が強化されるのです。麻痺の程度に応じて1日50〜100回程度、根気よく繰り返します。神経回路が切れていなければ、麻痺をかなり回復させることが可能です。

また、麻痺の状態はもちろん患者様の家族構成や趣味、生活スタイルなどコミュニケーションを取りながら、カンファレンスを通して治療方針を立てていきます。ひとり1人に合った方法で、より効果的な治療をご提供します。

一見単調に見える治療ですが、きちんと医学的根拠の元、開発された「川平法」。ご希望の方は、リハビリテーション課までメールにてお問い合わせください。
リハビリテーション課 : [email protected]

川平法の様子

川平法治療後 – 驚きの結果と喜びの声-

治療前の状態

左片麻痺発症から6年経過。

足首がほぼ上がらない状態。

治療後の状態(川平法+自主練習5日間)

足首が約10度上がるようになった。

治療前の状態

右片麻痺発症から4年経過。

肩を80度上げるのが限界。

治療後の状態(川平法+自主練習2週間)

肩が140〜150度まで上がるようになった。

1ヶ月短期入金での事例

喜びの声

脳卒中発症後、後遺症により指が動かなくなったのですが、おかげ様で少し動くようになりました。日常生活も、補助的ではありますが、手が使えるようになり、以前より快適に過ごしています。60代男性

以前は、足首があまり動かず、歩くことが大変でした。リハビリ後は楽に歩けるようになり、外出する気も芽生え、旅行にも出かけています。人生の楽しみが広がったことに感謝しています。50代女性

地元新潟には「川平法」をしてくれる施設がなく、ネットで調べて『角田病院』へ。
1ヶ月の短期入院でしたが、自分でも驚くほど回復しました。妻にも自宅ケアを丁寧に教えてくれたので、助かりました。50代男性